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映画『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』2020年1月24日(金)公開決定! NEWS2019.11.07

第71回カンヌ国際映画祭のクロージングを飾り絶賛を受けた、鬼才テリー・ギリアム監督の『THE MAN WHO KILLED DON QUIXOTE』が、邦題を『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』として、2020年1月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開することが決定!

構想30年を掛け、9回も企画が頓挫し、映画史上最も呪われた企画と謳われる本作。
自らをドン・キホーテと信じる<夢に生きる>男と、かつての才能と情熱を失い<現実に生きる>若手監督の壮大で奇妙な旅物語が幕を開ける――

これまで、企画頓挫をするあまり、『ロスト・イン・ラ・マンチャ』(02)としてその過程をドキュメンタリー映画として上映するほどにもなった。
ジョニー・デップやユアン・マクレガーなど錚々たる俳優たちが決定しては消えた主人公トビー役を最終的に射止めたのは、『パターソン』(16)や『ブラック・クランズマン』(18)、そして新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(19)など話題作に出演し活躍が著しいアダム・ドライバー。自身をドン・キホーテと信じる老人ハビエル役を、大人気TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」(15~16)に出演し、テリー・ギリアムとは『未来世紀ブラジル』(85)など4度目のタッグとなる大ベテラン俳優ジョナサン・プライスが演じる。トビーのボスを『パイレーツ・オブ・カリビアン』『アベンジャーズ』といった超大作シリーズに出演しハリウッドに欠かせない名優ステラン・スカルスガルドが演じ、ボスの妻でトビーを誘惑するジャッキを『007/慰めの報酬』(08)『オブリビオン』(13)などに出演し妖艶な魅力を発揮するオルガ・キュリレンコ。その他に、ポルトガルのゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど今後の活躍が期待されている新進女優ジョアナ・リベイロ、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(11)にてスパニアード役を見事に獲得したオスカル・ハナエダ、『ハリー、見知らぬ友人』(00)にてセザール賞を受賞したセルジ・ロペスら、期待の若手俳優から実力派ベテラン俳優が脇を固める。

そして、1989年構想開始から約30年をかけて数々の障害を乗り越えて本作を完成に導いたのは、モンティ・パイソンのメンバーとしても知られる、もちろんこの人、鬼才テリー・ギリアムだ。
2000年にスペイン・マドリードで撮影が始まるが、撮影現場周辺を軍用戦闘機が飛び交い、あえなく中断。さらに鉄砲水に襲われ撮影機材が流出し、景色も様変わりしてしまう悲劇に見舞われる。なんとか撮影を続けようと試みるが、ドン・キホーテ役のジャン・ロシュフォールが腰痛を訴え、歩くことも不可能になり企画が頓挫。その後も資金繰りやキャスティング、権利関係の問題により幾度と企画が頓挫しては、不屈の精神で再び立ち上がり、ついに劇場公開にたどり着いた。
 
この度、ポスタービジュアルも解禁。
一本の映画により人生が大きく変わってしまったハビエルやトビーだけでなく、幾度となく企画が頓挫し、人生が狂わされたテリー・ギリアム自身も暗示するかのような「映画が、全てを狂わせる」というキャッチコピーが印象的に用いられている。そして、ドン・キホーテが木馬にまたがり、空に剣を掲げている姿が神々しく描かれ、ドン・キホーテの夢想の象徴ともいえる風車と巨人や、巨大な掌に立ちすくむトビーの姿など、夢と現実が混在するテリー・ギリアムらしい世界観が現れており、ドン・キホーテとトビーの旅路に一体何が起こるのか待ち遠しくなるビジュアルとなっている。乞うご期待!!